駅から自宅までの道で、ときどき見かける光景があります。 誰かが立ち止まって、何気なく足元のゴミを拾っています。コンビニの袋かもしれませんし、飴の包み紙かもしれません。拾った人はそれをポケットに入れるか、近くのゴミ箱に捨てて、また歩き出します。 その一連の動きを、たまたま見てしまったとき、なぜか少しだけ安心するのを感じます。 別に知り合いでもありません。年齢も服装もばらばらです。特別に意識の高そうな人に見えるわけでもありません。ただ、とても自然にふと手を伸ばして拾っているだけです。それなのに、なぜか胸のあた ...