寒くなってくると、手足が冷える・体が動きにくい・肩や腰が痛みやすい…
そんな悩みが増えてきませんか?
でも実は、体が冷える前に“温めスイッチ”を入れる習慣を作るだけで、
冬も元気に過ごすことができます。
本記事では、60歳以上の方が 今日から無理なく続けられる“温活習慣” をご紹介します。
なぜ体を温めることが大切?
人間の体は約36.5℃をキープすることで、筋肉も内臓も脳もベストに働きます。
ところが加齢とともに…
- 筋肉量が減る(=熱を作りにくい)
- 血流が悪くなる(=末端まで温まりにくい)
- 汗が出にくくなる(=体温調整力が低下)
つまり、高齢になるほど“冷え”に弱い状態になるのです。
⭑ 冷えは肩こり・腰痛・関節痛
⭑ むくみや便秘
⭑ 免疫力低下
にもつながります。
体を温める鍵は「太い筋肉」と「呼吸」
体が熱くなる仕組みの中心は 筋肉の働きです。
特に、
- 太もも
- お尻
- 背中
- お腹(体幹)
これら大きい筋肉を少しだけ動かすと、
体全体がポカポカしやすくなります。
さらに 鼻呼吸で深くゆっくり呼吸すると、
内臓の周りから温まります。
今日からできる!シニア向け温活習慣
① 朝は「白湯」をゆっくり一杯(50〜60℃)
- 深部体温が上がる
- 胃腸が動き始める
- “朝の冷え”を防ぐ
コーヒー・お茶より先に白湯が効果的!
② 太ももポンプ運動(座って30秒)
◎ 外出前の冷えを防ぐ即効ワザ
- 椅子に座る
- かかとを10回ゆっくり上げ下げ
- 膝を軽く持ち上げて10回
心臓のポンプを助け、全身あったか
③ 肩甲骨を寄せるエクササイズ(10回)
背中の大きな筋肉が働きます。
- 息を吸いながら肩甲骨を寄せる
- 吐きながら戻す
猫背は血流低下&冷えの原因です!
④ 首・お腹・腰を冷やさない服装
寒い時ほど手足を温めがちですが、
まず守るべきは 体の中心部(胴体)です。
優先順は…
1️⃣ 首(冷えやすく体温調節の司令塔)
2️⃣ お腹(内臓を守る)
3️⃣ 腰・お尻(血流の中心)
4️⃣ 太もも(最大の熱産生筋)
つま先より先に、首→お腹→腰を温かくしましょう。
レッグウォーマーはそのあとでOK!
⑤ 深い鼻呼吸で体温アップ(30秒)
4秒吸う → 4秒止める → 8秒吐く ×3回
- 横隔膜が動く → 内臓の血流改善
- 呼吸だけで「内側から温まる」
すぐできる万能ワザです。
⑥ 寒い外では大股&少し早歩き
太ももとお尻がよく働き、
自然と発熱して体温が下がりにくい身体に。
無理なく続けるコツ
| ポイント | できること |
|---|---|
| 習慣化が大事 | 朝のルーティンに入れる |
| 痛みが出たら無理しない | 回数より継続 |
| 楽しさも大切 | お気に入りの服・飲み物で |
特別な道具は必要ありません。
「続けられる」ことが最大の健康法です。
さいごに
体を温めることは、
筋力・免疫力・血流・気分まで良くしてくれます。
60歳を過ぎてからでも、
「自分で温まる力」は取り戻せます。
ぜひ今日から
体が冷える前に温活スイッチを入れて、
冬を元気に楽しみましょう!