何でもない毎日が、静かに続いていること。
それは本当は、とてもありがたいことなのだと、ふとした瞬間に気づくことがあります。
大きな出来事がなくても、
朝が来て、食事をして、夜が来る。
その繰り返しがあるからこそ、私たちは安心して今日を生きられているのかもしれません。
同じ日々を
「退屈だな」と感じる日もあれば、
「なんだか穏やかで幸せだな」と感じる日もあります。
その違いは、環境よりも、
自分の心の状態や、その日の体調によって
ずいぶん変わるものですね。
だから私は、「日々是好日(ひびこれこうじつ)」と感じられる時間を増やしたくて、
呼吸を少し整えてみたり、
考え方や身体をゆるめることに、無理のない範囲で挑戦しています。
とはいえ、特別なことをする必要はありません。
たとえば――
1日の終わりに、
「今日よかったこと」をひとつだけ思い返してみる。
・天気が気持ちよかった
・ごはんがおいしかった
・誰かと少し笑えた
それだけで十分です。
たったひとつでも見つけられると、
「今日も悪くなかったな」
そんな気持ちが、そっと心に灯ります。
何でもない一日を、
「ちゃんと生きた一日」に変えるのは、
ほんの小さな気づきなのかもしれません。
今日も一日、おつかれさまでした。
また明日も、静かに、いい一日になりますように。