シニアライフと健康

左右どちらかの鼻がいつも詰まる理由と、今日からできる楽なケア

「左は通るのに、右だけ詰まっている」
「寝ると、決まって下側の鼻が苦しくなる」

そんな「片側だけ鼻づまり」が続くと、とてもストレスになりますよね。

私自身、片側だけ鼻が詰まって息苦しいことがよくありました。
そこで、なぜこんなことが起きるのか、どうすれば楽になるのかを調べ、
日常でできる対策をまとめました。
同じ悩みを持つ方の参考になればうれしいです。


1. 鼻サイクルってなに? 〜片側だけ詰まる仕組み〜

鼻サイクル:片方が働き、片方がお休みする仕組み

人間の鼻には、「鼻サイクル」と呼ばれる仕組みがあります。

  • 片方の鼻:空気をたくさん通す「働く番」
  • もう片方:粘膜を少しふくらませる「休む番」

この役割を自律神経が調整していて
2〜6時間ごとに交代すると言われています。

そのため、
「左右どちらかだけが詰まっている」という状態は、
体の自然な仕組みの一部でもあるのです。


2. 今すぐラクになりたいときの4つの方法

2-1. 反対脇押し法(すぐ試せる裏ワザ)

反対脇押し法:詰まっている側と反対の脇でペットボトルを挟む

詰まった側と反対側の脇の下
ペットボトルや握りこぶしを挟むだけ。

脇をギュッと押すことで血管や神経が刺激され、
一時的に鼻が通りやすくなると言われています。

外でもすぐできる手軽な方法です。


2-2. ホットタオルで温める

ホットタオル:鼻の上にのせてじんわり温める

鼻の付け根〜頬あたりを
温かいタオルでじんわり温めると、
血行が良くなって、鼻づまりが楽になることがあります。

寝る前のリラックスタイムにもぴったりです。


2-3. 小鼻マッサージ

小鼻マッサージ:小鼻の横を円を描くようにマッサージ

鼻の横(小鼻と頬の境目)を
指で円を描くようにやさしくマッサージします。

1〜2分ほど続けるだけでも、
「鼻が通ってきた!」と感じることがあります。


2-4. 寝る向きを工夫する

横向きで上の鼻が通る:横向きに寝ると上側の鼻が通りやすい

横向きに寝ると、
上側になった鼻が通りやすくなります。

寝るときに片側だけ苦しいとき、
通したい側を上にして横向きに寝てみましょう。


3. 日常でできる「鼻にやさしい」生活習慣

特別なことをしなくても、
日頃のちょっとした習慣で呼吸はラクになります。

  • 部屋の湿度を 50〜60% に保つ
  • アルコールや刺激物のとり過ぎに注意
  • 軽い運動習慣で血流をアップ
  • 強く鼻をかみすぎない(粘膜を守る)

地味ですが、続けるほど効果が出る習慣です。


4. こんな時は病院で相談を

注意サイン:片側だけずっと詰まる・匂いが分からない・鼻血が続くときは受診を

以下の症状がある場合は、
自己判断だけに頼らずに医療機関へ相談すると安心です。

  • 片側だけ ほぼ一年中ずっと詰まる
  • 匂いが分からない、味が変に感じる
  • 鼻血がよく出る
  • 市販の点鼻薬が手放せない

鼻の構造の問題や、
治療が必要な病気が隠れていることもあります。


5. まとめ

  • 片側だけ詰まるのは「鼻サイクル」という仕組みが関係
  • 反対脇押し法・ホットタオル・マッサージなどで
    セルフケアしてみると楽になる
  • 心配な場合は早めに医療機関へ相談

小さな工夫で呼吸が変わると、
毎日の快適さがグッと良くなります。

今日からできることを1つだけ、
試してみませんか?

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