朝、立ったときの足裏の感覚。腕を動かしたときのぎこちなさ。動く前と後で感じる、呼吸のしやすさの違い。
その場では気づいても、時間がたつと忘れてしまうことがあります。
せっかく気づいたのだから、少しだけ残しておけないだろうか。そんなことを考えて、スマートフォンで使えるアプリ『からだと話す』を作りました。
今回公開するのは、身体の感覚を記録し、後から振り返るための初期版です。今後のバージョンアップもこのブログでお知らせしながら、実際に使って少しずつ改善していきたいと考えています。
自分の身体に、短く問いかける
「からだと話す」は、スワイショウの前後に、自分の身体の状態を確かめて記録するアプリです。
(スワイショウは、腕や身体の力を抜き、身体を前後や左右にゆっくり揺らす動きです)
「呼吸は楽だろうか」「どこかに力が入っているだろうか」「左右で動きやすさが違うだろうか」。そんな問いに、選択肢や短いメモで答えていきます。
変化があった日も、変わらなかった日も、そのまま残せます。「分からない」という回答も用意しました。はっきりした感想を毎回書く必要はありません。
使い方は、観察・動作・振り返り

画面に沿って、次の順に進みます。
- はじめの観察
呼吸の楽さ、身体の力み、足裏の体重の感じを記録します。 - 前後のスワイショウ
タイマーを使い、普段行っている動きを無理のない範囲で行います。動きの滑らかさ、左右の違い、楽に動ける範囲を記録します。 - 左右のスワイショウ
同じように動き、そのときの感覚を残します。 - おわりの観察と保存
もう一度身体の状態を確かめ、前後の回答を並べて振り返ります。
動作時間の初期設定は、前後・左右それぞれ1分です。設定で変更でき、途中で終えた場合も記録を残せます。
このアプリでは、スワイショウの詳しい動作指導は行っていません。普段行っている動きを観察するための補助として使ってください。
現在できること
今回の公開版では、身体の感覚を無理なく残して、あとから振り返るために、次の機能を用意しました。
- 動作前後の感覚と、気づいたことの記録
- 前後振り・左右振りのタイマー
- タイマー終了時の音声案内と、設定画面での試聴
- 保存した記録の振り返り
- 毎朝の目安時刻と動作時間の設定
- 観察記録のバックアップ保存・読み込み
iPhoneでは、音声が再生されることと、設定画面の時刻入力欄が枠内に収まることを確認しました。端末やブラウザーによって動作が異なる可能性はあるため、使いながら確認を続けます。
タイマーの使用中は、画面を開いたままにしてください。 画面をロックしたり、別のアプリに切り替えたりすると一時停止します。また、「毎朝の目安時刻」は表示用で、アプリを閉じている間に通知する機能はありません。
バランスセンサーは、これからの検討事項です

身体の前後・左右の揺れを、時間の流れに沿って確認できるようにする機能も検討しています。ただし、身体のバランスを測定・評価する機能は、今回の公開版には実装していません。
画面には開発途中の「センサー確認」があり、対応する端末ではセンサー値の取得・保存や簡易グラフ表示を試せます。これは端末の動作を確認するための実験的な機能です。表示された値から、姿勢の正しさや重心位置、足圧が分かるわけではありません。
今後は、スマートフォンの装着位置や向きをそろえる方法も含め、どのような表示なら日々の観察に役立つかを検討していきます。
記録は、使った端末・ブラウザーに保存します
観察記録は、利用した端末のブラウザー内に保存されます。別のスマートフォンやパソコンへ自動で同期する機能はありません。
ブラウザーのデータを削除したり、端末を変更したりすると、記録を引き継げなくなることがあります。残しておきたい記録は、設定画面の「バックアップ保存」から、ときどきファイルに保存してください。
なお、開発途中の「センサー確認」で保存した計測データは、現在のバックアップには含まれません。
ご利用にあたって
「からだと話す」は、自分で感じた変化を残すための観察帳です。医療用の検査や診断、特定のメソッドの習得を判定するものではありません。
動作は無理のない範囲で行い、痛み・めまい・息苦しさが出た場合は中止してください。タイマーを最後まで続けることより、その日の身体の状態を優先してください。
アプリを使う・更新を確認する
今回の公開を出発点として、今後は変更した機能や確認できたこと、まだ対応していないことを、このブログでお知らせします。
使ってみて表示の崩れや動作の不具合に気づいた方は、端末名と、どの画面で何が起きたかを添えてお知らせいただけると、改善の参考になります。
毎朝の短い時間に、身体の感覚を確かめて、ひと言残す。
あとで振り返ったときに、昨日とは少し違う自分に気づける。そんな使い方を続けられるアプリに育てていきたいと思います。