先日、日本に仏教が伝わってから、神仏習合、そして明治時代の神仏分離までの流れを覚えるために、小さなWebアプリを作りました。
もともとのきっかけは、NHKの大河ドラマ「豊臣兄弟!」でした。
戦国時代について調べているうちに、
「なぜ寺や神社がこれほど歴史に登場するのだろう」
と疑問に思い、そこから日本の仏教史へ興味が広がっていきました。
そして仏教史を少しずつ調べているうちに、
興味はもう一度、戦国時代へ戻ってきました。
戦国時代そのものを、もう少し流れとして理解したい。
今度は、そんなことを思うようになりました。
織田信長、豊臣秀吉、徳川家康。
名前はもちろん知っています。
桶狭間の戦い、本能寺の変、関ヶ原の戦いなども、聞いたことがあります。
ところが、
「本能寺の変のあと、なぜ秀吉が天下人に近づいたのか」
「秀吉が亡くなってから、なぜ関ヶ原につながったのか」
と聞かれると、知っている出来事が頭の中でうまくつながりません。
年号や人物を一つずつ覚えていても、歴史全体の流れは意外と見えていないものだと気づきました。
そこで今回、
「戦国つながる歴史帳」
というWebアプリを作りました。
このアプリでは、単に年号を覚えるだけではなく、
「誰が何をしたのか」
そして、
「それが次の出来事へ、どうつながったのか」
そんな流れを意識して学べるようにしています。
たとえば、
1560年の桶狭間の戦い。
1582年の本能寺の変。
1600年の関ヶ原の戦い。

これだけなら学校で覚えた年表ですが、その間に、
信長がどのように勢力を広げ、
信長が亡くなったあと秀吉がどのように主導権を握り、
秀吉の死後、なぜ家康を中心とした時代へ変わっていったのか。
その流れが少しずつ見えるようにしました。
また、歴史には読みにくい漢字もたくさん出てきます。
賤ヶ岳(しずがたけ)
姉川(あねがわ)
直江兼続(なおえかねつぐ)
といった名前や地名も、繰り返し見るうちに自然に読めるようにしています。
そして今回、もう一つ入れてみたかったのが、
「現在、その場所はどうなっているのか」

という情報です。
桶狭間、長篠、関ヶ原、小牧・長久手。
歴史上の出来事として覚えるだけでなく、
「今ここに行けば、この出来事の舞台を見ることができる」
と分かると、急に歴史が身近になります。
実際にその場所を訪れたとき、
「ここであの出来事が起きたのか」
と思い出すことができれば、ただ景色を見るだけとは少し違った楽しみ方ができそうです。
私は最近、歳を重ねてからの勉強には、
何かを覚えること以上に、知識がつながる楽しさがある
と感じています。
大河ドラマから戦国時代へ。
戦国時代から仏教史へ。
そして仏教史を調べたことで、もう一度戦国時代へ戻ってくる。
最初はばらばらだったものが、少しずつ一本の線になっていきます。
若い頃の勉強は、試験のために覚えることが多かったように思います。
でも今は、
「これを知ったら、次は何が知りたくなるだろう」
という勉強ができます。
それはなかなか楽しいものです。
今回作った「戦国つながる歴史帳」も、そんな好奇心から生まれました。
歴史に詳しい人のためのアプリというより、
昔習ったことを、もう一度ゆっくりつなげてみたい人
に使ってもらえたら嬉しいと思っています。